葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
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あるこほる 踊る妖精(ニンフ)は霧の中 鼻から天へ その名も告げず
昨日の夜の話になりますが
わが社のソムリエが主催するワイン講習会に参加してきました。
部署違いではありますが、酒好きとしての責務ということで。
味わい方の講習
ソムリエ氏はスラスラと、香り、味を読み解いていきます。
目の前のテキストには、様々な解析用の語彙が並べてあるにも関わらず
どうにもつながっていきませんね。
目の前にドアが示されて、この先の世界があることを知ったものの
そのドアが
右開けか左開けか、あるいは引き戸か
そもそもノブや鍵穴の位置すら不明のまま
講習は終わってしまった
そんな感じです。
ただ、彼がどのようにして、お客様の身になって物を考えているか
そのあたりの姿勢を再確認することができ
これが、今回の講習で得たものであったかと。
ドアを開ける鍵を一つ、手に入れたかなと。
そのドアが鍵だけで開くものではないにしても
示されたドアが「最初の」ドアにすぎなかったとしても。
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聖母像 崇める習いなき者の 子を抱く姿 なぜ彼(か)に似たるか
最初にお断りしておきますが
ワタクシは洗礼を受けたものではございません。
もしくは死後戒名なぞ貰うつもりもございません。
だから「聖母」の部分は、純粋な直観での連想です。
「観音」に置き換えてもいいのですが
画像の雰囲気から、「聖母」を使わせて頂いた次第です。
シューキョーからんだこと書くと、いろいろ言い訳せねばいかんね。
ま、言いたかったことはですね
世の中にはいろんな価値観があって、
真実はぼやけてよくわからなくなっていたりするわけで。
たとえば
弱肉強食が世の中の真理だ、という人もいれば
いやいや、ニンゲンだからこそ、弱きを援け平等に、
ラヴアンドピースで行きましょうよ
なんていう人もいたりして。
ユージューフダンなワタクシには、どちらが真理なのか、よくわかりません。
でも、このおサルさんを見てると
少なくとも、母が子を慈しむことは
世の中の真理の一つと考えて、どうやら間違えはなさそうだ
そんなことがわかってきた、というわけなのです。
ちなみにサルは母系社会なので、母が母がと書いてしまいましたが
ニンゲンさまの場合はどうなのでしょうねえ。
男性の育児参加、と言われていますが
オトコが子を抱いたとき、その姿が神々しくさえ感じられるようになるには
よほどの覚悟が必要なのかも。
自分に出来るだろうか・・・。
と、子のいないワタクシは思ったりもするわけです。
創造の 数の神秘の鎧着て かずらの謎は 我が身に絡まる
石垣に絡みつく、なんだかいう蔓植物。
じいっと見てみると、絡まり方に規則性があるような、ないような。
我々と同じく
偉大なるカミサマの創造物なのだから、
なんらかの法則に従っているはずだと、目を凝らすのですが
そんな法則があったとして
数学は赤点補習大魔王だったワタクシに
読み解く術があるわけでなし。
それでも気になる、くるくる、わさわさ。
黄金比?フラクタル?なんたら関数?
内容を伴わない、むなしいインデックス的知識だけが
ぐるぐるアタマを回るのみ。
無駄な知識が渦を巻く
ワタクシの頭の中と
目の前のぐるぐるたちとは
なんだかどこかでつながっているようで・・・。
空間(そら)映す 水面を覗く君の眼に 映らぬ 鏡の奥に棲む我
上高地の通行止め
ようやく解除されました。
どうやら思いのほか復旧工事がはかどった様子で
22日開通の予定を、一日早めることができたようです。
工事関係者のみなさまには感謝です。
さて
開通を一日早める決定は、昨日の夕方だったのにも関わらず
早耳な観光客の皆様は
もう午前中からちらほらと。
それを見て
河童橋近辺に限って言えば
人の姿は、欠かせないスパイスのようなものなのかな
そんなことを思いました。
さあ
これから仕切り直しです。
たくさんの人がやってきます。
年間100ウン十万人とも言われる観光客のなかで
今年は何人が、この地に魅入られて
とりこになってしまうのでしょうか。
上高地に来られたら
気を付けてほしい事があります。
湿原の池の水面、岩稜と空の境目、風に騒ぐ木々の葉の隙間・・・
そこにナニカを感じたら
立ち止まってはいけません。
われわれ鏡の世界の亡者どもに
引きずり込まれてしまうかもしれませんよ。
国花とも 宴の夜とも はなれ居て 峰桜咲く 皐月の空に
上高地の通行止め、長引いてしまっています。
通行止めの解除は22日の午前10時半の予定です。
さすがにヒマです。
訪問を予定していたお客様の落胆や
こちらの経済的損失などを考えると
やや気が重くならざるを得ないわけなのですが・・・。
だけど周りを見回してみると
まあ、それはそれとして
せっかくだから、この静かな上高地を楽しもうよ
そんな雰囲気で散策をする、各施設の従業員たちの姿が目に付きました。
そりゃそうだよね。
というわけでワタクシもお散歩。
いつもよりゆったりとした気分で歩いていたら
いつのまにやら花の下。
不思議と
酒も団子も
思い出しませんでした。