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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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今朝は雪。日中気温5℃位、今宵も冷たい雨が降り注ぐ、春爛漫な上高地からお届けしております。

さて、先日は職場の避難訓練が行われました。数日後に消防の査察が入り、その監督下で避難訓練を行わなければならないので、そのための練習です。

それぞれの役割分担が書いてある紙が配られました。
消火班とか誘導班とか。

さて、ワタクシめは・・・。

・・・れれ?名前がない。

口をあけて不思議がっていると、従業員Aより質問が。

「この、要救助者役は誰が?」

支配人、ワタクシの肩に手をおき、「こいつだ」

というわけで、火災発生部屋に待機し、マグロになって待つことと相成りました。

そして待望の救助隊到着。
マグロ状態のまま、抱き上げ方法、移動方法など、口だけは達者に動かしていらぬ指示などしつつ、担架に乗せられ避難場所へ。途中の階段を下ろされるときが、下手なジェットコースターより怖かったですよ。

後で聞いたところ、以前は要救助者役を担架に乗せたまま、梓川に放り込んでいたという時代もあったそうな。
クハバラクハバラ・・・。


ところで、今ワタクシの部署は「坊主」がブームです。
といってもたった3人の部署なのですが、すでにうち二人がボーズ。
周囲から「さてオマエはいつ?」とプレッシャーのかかる毎日。

でもね、考えてみてもごらんなさい。
お客さんが、「あのメガネのボーズの人に言っておいたんですけど」なんて言った日にゃ、セクションの全員当てはまってしまうんですぜ、旦那。
お客様の混乱を避ける意味でも、断固ボーズは拒否!と誓う、ワタクシなのでありました。

そうそう、肝心の消防の査察が入るには入ったんですが、なんだか書類提出だけで、ウワサされていたような本番訓練はありませんでした。ああ肩透かし。







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以前の職場では、昼はいつも、まかないのパスタだったんですが、現在の社員食堂は普通の家庭料理。
もちろん朝昼晩の話なので、そちらのほうがありがたいのですが、やっぱりたまに恋しくなります、イタリアン。

で、久々に自作してみました。
 
3e6f604c.JPG
 
ベーコンと海老と自家栽培イタリアンパセリのぺペロンチーノ リングイーネ

どうっすか?うまそうでしょ。
最近ちょっと、料理の写真を撮るのが楽しくなってきています。
下手の横好き料理でも、撮影のウデしだいで、ほら、こんなにおいしそう。

撮影のウデがもっとあれば、もっとおいしそうに見えたなんて野暮なことは言っちゃだめ。
・・・あ、それと背景の散らかり具合は気にしないでください。
(この辺に気を使うのも、撮影テクニックのうちなんだけど・・・)
 

4/20朝。

雨が降り続いて、山も見えず、松本市街の桜を思い浮かべながら、寒さに震えていた三日間を過ごし、ちょっと気が滅入りかけて迎えた4日目の朝でした。

目が覚めると、なんだか明るい。
朝食をとりに、川向いの社員食堂へ向かうワタクシの手には、もちろんカメラが。

5e16a93f.jpeg






















いちばん気の早い明神岳が、雲の頭巾を脱いで、新入りのことを覗きにやって来ていました。

f2fe3c0f.jpeg






















焼岳は、いつもより多めに噴煙をあげています。
どうやら歓迎してくれているみたいです。

DSCF0006.JPG






















そしてボスキャラ登場。奥穂高岳。日本で3番目に高い山。

ちなみに日本第2位は南アルプスの北岳ですが、その差はたった2m。
それを悔しがった人が、奥穂の山頂に2mのケルンを積みました。これホントの話。今でも山頂に行けば、目にすることができます。
ただ、無粋な国土地理院が設置した三角点は、ケルンの足元。残念。

そして今朝、車で松本市内に下りてきました。
ワタクシは許可を得て、厳重なマイカー規制が敷かれている上高地を、自家用車でドライブできるわけなのですが、今日のようないい天気の日は、歩いている観光客の方がうらやましく感じます。

ちなみに、路線バスが始まっていないこの季節、歩いている観光客は、上高地入り口のトンネルから2時間の道のりを、はるばる歩いてきているのです。それだけ魅力的なんでしょうね、上高地は。

DSCF0011.JPG
職場の前の白樺林。
先輩社員が曰く
「こんなに人のいないこの道が見られるのも、あとわずかだ。」

そのとおり、あとわずかで「戦い」が始まります。
体力、知力を尽くして、訪れてくれる人たちを、どうやって楽しませるか。
そんな楽しい戦いが、もうすぐ始まるのです。

 

e87db550.jpg

「桜の花が咲くからだよ」
「桜の花と約束したのかえ」
「桜の花が咲くから、それを見てから出掛けなければならないのだよ」
「どういうわけで」
「桜の森の下へ行ってみなければならないからだよ」
「だから、なぜ行って見なければならないのよ」
「花が咲くからだよ」
「花が咲くから、なぜさ」
「花の下は冷めたい風がはりつめているからだよ」
「花の下にかえ」
「花の下は涯がないからだよ」
「花の下がかえ」

坂口安吾「桜の森の満開の下」より

 

本日、松本市街地の勤務最終日でした。

一年間の勤務期間でしたが、これで最後かと思うと・・・

・・・実は無感動でした。
もしかしたら冬場はここに戻ってくるかもしれないし。


休憩時間には、「航空随想」を読了。
飯沼飛行士、空へ連れて行ってくれてありがとう。

でもこんどワタクシが行くところは、標高1500mの高地です。
マイルヤード法でいうと5000フィート、尺貫法でいうと五千尺。そうやってみると結構な数字だな、こりゃ。

海沿いの土地と比べると、計算上10度以上気温の低い場所で、松本市街地と比べても6-7度の気温差です。

気圧も低いです。
お湯は100度よりあきらかに低い温度でしか沸騰しないし、下界から持ってきたポテチの袋は、はちきれんばかりにパンパンに膨らむ、そんな感じ。

海沿いの土地に住んでいる方からすれば、空の上ですねぇ。

まあ、北アルプス3000mの稜線上の山小屋に入っている方々からすれば、それでも半分の高さにしか過ぎないのですが、まあ、一般日本人の生活圏からすると結構なもんでしょう?

さあ、隔離後のワタクシにどんな変化が見られるか、お楽しみに。
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