葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
この池はトルコの石の首飾り 雨を冠とする山神の
先日の休暇の際に、
信州の北の果て、越後との国境にある雨飾山山麓の高原に出かけてきました。
「雨飾山」
いい名前です。
「あまかざりやま」って訓むんです。
いつも雨雲を頂いていて、確かに本体を見ることは少ないような気がします。
上高地から仰ぎ見る穂高は、
雨が降って稜線が隠れていたら、
ああ残念だったね、
という気がするものですが、
この山は、雨雲も山の景観の一部。
すっきりと青空だったりしたら、
むしろ興覚めかもしれません。
もっとも穂高だって、谷から湧き上がる雲あってこそ、
艶っぽく見えるものなのですが、
それは飽きるほど眺めてから分かることでね、
日帰りのバスで乗り付ける観光客の方にとっては、
やっぱり青空がいいのは当然。
でもこの雨飾山は、
一見のお客さんにも、その魅力を惜しむことなく見せてくれます。
とはいえこの日は、
山頂も見えてしまうちょっと残念な天候だったのですが。
まあ我々はこの山にとっては旧知の仲。
いつもよそ行きの格好で出てきてくれるとは限らないんですね。
※
写真は、雨飾山麓の「鎌池」。
一周するのに1時間とかからない小さな池ですが、
池のほとりで虫に刺されつつぼんやりしていると、
それこそ何時間でも過ごせそうな、
静謐な時間が流れる場所です。
ぼんやりに飽きると、近くには「寸志」で入れる露天風呂もあるしね。
いいところです。
※
露天で虫に刺されたお尻のかゆみもまた、いとをかし。
PR
この記事にコメントする