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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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こんばんは

この秘境ブログに常々訪ねてきていただいている勇敢な冒険者の一人に、ちゃーさんと言う方がいらっしゃいますが、彼(多分)のブログには、面白い診断ものやらジェネレーターものが紹介されています。

最近の記事では、「おもしろ名刺ジェネレーター あなた何様」というのが紹介されておりまして、これがまたなかなか楽しめるものなのですが、もうひとつ「脅迫状作製スクリプト」なるものがありました。

ま、それもオモロイのですが、そのシリーズ(?)で族言葉変換スクリプト」を発見。
えー、いわゆる「夜露死苦」みたいな、暴走族コンクリート壁落書き風の熟語に変換してくれるものですね。

なんでもいいから言葉をいれると変換してくれるのですが、さてなにを入れてみよう。
ま、「暴走族」という攻撃的かつ凶暴なキーワードと相反する平和的なワードを・・・。

平和と言えば、この人   慈四 麗之運

「四」のあたりにビートルズを連想させたりしますね、「麗」もなんだかイイですね。
でもよくよく見ると戒名に見えてくるあたり、悲劇を感じさせます。


平和と言えばこの人だっています。 魔挫悪 照鎖

魔や悪を挫き縛り付ける、輝くチェーン、みたいなそんな芯の強い彼女を表現・・・?
いやいや、彼女はそんな暴力的なところからは遥かに超越した場所にいるのですよ。


平和と言えば思いつく場所。 
逸突悪 棲猛琉倭悪琉怒

おやおやなんということ。世界の人々が、人種・言語・宗教・政治思想・国境の違いを乗り越えて手をつなぐ理想の世界が、こんなことになるなんて・・・。目を潤ませてあのボートに乗っていたワタクシの立場は・・・。


平和とは関係ないのですが、暴走族という言葉から連想しました。
どうやらこのあたりにもわが国の問題点があるような・・・・。

The  狂威苦威陰怪

鬼太郎危うし、みたいなボスキャラの風格さえ感じさせます。

狂威苦威陰怪vs暴走族、さて、アナタはどちらの肩をもちますか?


みなさまも如何でしょう。お試しになっては・・・?

では。
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 街の夜は電気で明るくなりぬれど 月が照らすは人のたましい


松本に降りていく道すがら撮影。

街では月光のありがたみがわからなくなるほど、街灯やらネオンやらで夜空を埋め尽くしている電気も、ここでは月と仲良し。


ところでこの鉄塔は、けっこう異常な短足鉄塔です。
この鉄塔の前後にある鉄塔間には微妙な標高差があり、その中間にこの鉄塔のある尾根が張り出している格好なのですが、その尾根と電線とのクリアランスを最低限保つために設置されたと思われる鉄塔です。

ワタクシが送電鉄塔に興味を惹かれたきっかけというのが「恐怖心」であったというのは、以前の記事で申し上げていたことなのですが、その恐怖心の根源にあるものは、やはり「電気」。
子供のころに家庭用コンセントで感電した経験というのもあると思うのですが、未だに電気には説明のつかない恐怖を感じているのです。

ですから、興味を持ちつつ未だに鉄塔が怖いわけなのですが、とりわけ恐ろしく感じるのは、電線が手の届きそうな高さまで低く張られているものなのです。

もちろん、撮影場所は谷の底なので、電線までは十分な高さがあるのですが、あの鉄塔の真下にはとても立つことができなさそうだ、と思います。

ただ心の中にはあの鉄塔の真下に行ってみたい、という思いを持つもう一人の自分がいることも事実。
そのもう一人の声に唆されてあの場所まで行ったとしたら、ワタクシは鉄塔を昇り電線に触れる誘惑に負けてしまうかもしれません。

そんな困った心の中の自分を「狂気」と言うならば、この場所で月の光に照らされ続けるのは危険ということになるでしょう。なにせ古来より「狂気」は月に支配されていると言われていますので。

やさしく見えても、月光はたましいに潜む狂気までを照らす恐ろしい一面をもっています。
それに比べれば電気の光はまだまだ役不足といわざるを得ないかもしれません。


見たくないので隠した心が中秋の名月に照らされている
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杏の実拾いつ奥へ進む我 イザナキ追いし醜女となりけり


先日の山辺散歩より

愛妻との悲劇的な再会を果たしたものの、差し向けられた追っ手に逃げまどうイザナキノミコト。
彼が追っ手をかわすために髪飾りを投げて現したのは、山葡萄。
醜女たちがその山葡萄をむさぼり喰う間に逃げ延びるのです。
別に杏とはなんの関係もないんですが、小路の奥の暗がりに、杏の実を拾いながら進んでゆくと、この神話が頭によみがえってきたのです。

咄嗟の時に、スサノオやらイザナキなどのヒーローに自分をなぞらえられないあたり、情けないというか、自分らしいというか・・・しかも思い浮かべたのは黄泉津醜女(よもつしこめ)。

仮面ライダーで言うところのショッカーぐらいの役回りですよ。

でも前に落ちているのは杏。山葡萄ではないので心の中まで醜女になってはいませんよ。それに醜女といいつつ、男だし、オレ。

なんて思いつつさらに進んでゆくと、突然視界が開け、目の前に現れたるはこの景色。

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山葡萄ではないにしても、葡萄畑ですよ。
  
  身も心もショッカー醜女に成り果てたワタクシの視線の先には、天高く昇ってゆくヒーロー、イザナキの姿が、確かに見えたのです。
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秋告げる使者訪れて石神の 時丸めたる み顔ほころぶ


休日恒例(?)、松本散歩。
今日はぶどうの甘い香り漂う我が山辺の里をぶーらぶら。

ほんとうに、我が家のとなりのぶどう畑から漂い来る空気も、そして一面のぶどう畑の丘を、チャリでふうふう言いながら登りきって深呼吸して吸い込むその空気も、あまいあまいぶどうの香りに染まっているのです。

まだまだ暑い松本平ではありますが、途中の四辻の、大きな栗の木の下の神様に報告をすませた赤とんぼは、もう秋だよ、と言っていました。

知ってるよ、オイラのいる上高地は、もうすっかり寒いんだぜ、なんて知ったかぶって見せたら、彼は黙って笑っていました。
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