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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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儂はあの嫌われ者のあれじゃねえ 
                                        煙管でポンの小粋なあれさ


とはいいつつも、多くのタバコを吸わない人から見れば同じことなのかもしれないけど。

でもこうやって「煙草」なんて看板が掛かっていると、なんだか煙管もった弥冶さん喜多さんあたりが、暖簾をこう、ちょいとあげて、コウ、姐さん、チョットここに詰めておくんなせえ、なんて言ってる光景が目に浮かぶのはワタクシだけでしょうか。

同様に「TOBACO」だとポパイを想像してしまうし、「Cigar」だとチャーチルを想像してしまう、あるいはカストロとかチェ・ゲバラとか。

「たばこ」や「タバコ」と書かれると、やっぱり想像するのは紙巻たばこ。
でもここから連想されるのは、美しい景色の中に捨てられている吸殻とか、肺癌とか、副流煙による非喫煙者にあたえる健康被害だとか、そんなネガティブなイメージばかり。少なくともワタクシにとっては。

いやロマンだってあるにはあるんですよ、特攻服着てしゃがんでタバコ吸ってるレディースとか・・・っていうのは冗談として、いや、冗談でなくロマンを感じている人もいるのでしょうが、まあそこんとこは各人の趣味の問題なのでおいといて、ワタクシ的にはBARで紫煙をくゆらす名探偵、みたいなハードボイルドなイメージが、まああるにはあるのですが、それにしても悪いイメージが強すぎてねぇ。

ちなみに現在ワタクシの職場では禁煙がブーム?になりつつあります。
一人、禁煙パッチですでに20日間の禁煙を達成している者がおり、彼は別の人間にその禁煙パッチを分け与えていたりしていまして、非喫煙者のワタクシとしましてはうれしい限りの今日この頃なのですが。

ただやっぱり一方的に喫煙は悪!!という風潮に全て乗ってしまうのも、なんだかファシズムを盲目的に信奉しているようで、ちょっと不本意。

だから、というわけでもないんですが、ごくごくたまーーに「Cigar」を嗜むことがあります。
あれは「タバコ」とは別物。中毒になるには値段が高すぎるというのも魅力です。

世の中の禁煙主義者よ、頭ごなしに喫煙は悪だなんて言ってないで、タバコも文化と心得て、より良い共存の方法を探るべきでは?

・・・おっと、日付が変わってしまった。
おやすみ。

そうそう、画像は先日木曽の奈良井宿に行ったときのものです。
白黒モードで撮ると、なんだか幕末みたいだ。
といってもこの煙草の看板の手前にあるのは、ほかでもない、紙巻たばこの自販機なんですけどね。
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まず最初に言っておきます。

くだらないです。読まないほうがいいかも。

でもなんで書くかというと、うれしかったからです。

あのね

さっき宿舎のトイレ行ったのよ。
そしたらね、トイレットペーパーがなかった。

だけど心配ご無用。
ペーパーホルダーが、上にスペアが入っている2段式のやつだったのですね。
レバーを下げると空の軸が放出されて、新しいのが装着されるという、あれ。
もちろん、スペアもきちんと用意されていましたよ。

ずいぶん以前から普及しているタイプのものではありますが、なんと操作する機会に恵まれたのは、実は今回が初めてだということに気づいたのですね。

おお、初体験。

緊張と感動で震える手で(嘘)、レバーに触れ、やさしく、しかも確実に押下する・・・。

古いので多少の引っかかりはあったものの、無事新ロールは下に降り、空薬莢、ではなくて空の軸はコロンと小気味よく床に転がりました。

古い軸が床に落ちないように、片手で支えときゃいいじゃないか、なんてツッコミは無しよ、せっかくいい気分なんだから。


当たり前のようにそばにいる君に  まだ初めてが見つかる幸せ


失礼
昨日の休暇より職場に戻ると、なんだか雰囲気が重たい。
先輩が口を開く。
「白馬で崩落があって、山岳ガイドの方が亡くなったでしょ」
亡くなったのは、うちの会社とも繋がりがあり、すばらしい人柄だったこともあって、従業員たちとも多く交流があったという、その方なのでした。
ワタクシは一度もお会いしたことはございませんが・・・・

ほんの1ヶ月位前、上高地で結婚式を挙げられたということだけは知っています。


白馬大雪渓について、言いたいことはたくさんあります。
そのなかで確実に言えることは、ワタクシはもうあのルートを使うことはないだろうということ。もうだいぶ前にそう決めています。過去5回の山行すべてにおいて、大なり小なり落石の危険に晒された末での結論です。それに今まで一体何人があのルートで亡くなったことか・・・。
あそこはとても初級・中級ルートなんかではありません。

よく山岳遭難があると、自然の猛威とか、山が牙をむいたなんて言われることがありますが、実際、人間一人を殺すのに、山は猛威を振るったり、牙をむいたりする必要なんて全然ないのです。

子供のころ、指先にアリンコを捕らえてもてあそんでいるうちに、ぷちっと潰してしまったことがあります、力余って。仮にそのアリンコが、ワタクシに敬意を持って、愛情を持って、ワタクシに挑んでくれていたとしても、結果は同じだったでしょう。

海や山などの自然も同じことだと思うのです。
我々にできるのは、どれだけ身の危険に敏感にいられるか、臆病でいられるか。

そういう意味で、白馬大雪渓には常々不穏なものを感じているのです。

同じく、上高地から松本へ向かうR158にも、嫌な場所がいくつもあります。
だから休暇のときに、無事に降りて生きて相方の顔が見られると、とてもうれしいのです。
たかが一般国道で大袈裟なようですが、臆病者が山登りなんか始めて、危ない目にもあったりすると、日常生活にもいろいろと敏感になるのですね。

だったら山なんかに関わらず、安全な平野の都会地で暮らせばいいのにね。

いやいや、人間がいっぱいの方が、不確定要素が多くて危ないね。


冒頭のガイドさんの件に関して。
おそらく、連れていたお客の遺族からは、損害賠償などの訴訟が起こされる可能性があります。
それは仕方のないことなのでしょうが、くれぐれも犠牲者の顔に泥を塗るような、醜い争いにならないことを祈るのみです。

あと、管理をしているお役所、登山ルートとして大宣伝してきた観光関係者には、変な責任逃れをせず、事故の再発防止に向けて真剣に取り組んでいっていただきたいものです。

この身より溢れる海の味がする 短き夏の終わりの秋に


嗚呼、上記に詠われている身から溢れる海の味の正体が「涙」であったなら、ワタクシは生まれついての詩人、歌人であったことでしょう。

あ、もちろん「涙」もすこしはあるのですよ、由来が違うものなのでありますが。

この詩(ウタってよんでね)のキモは「終わりの秋」の部分なのね。
「秋」の部分を「トキ」なんて読んでくれると、おいちゃんうれしいんだけどな。

そう。世間ではお盆だったわけですが、それを過ぎるともう標高1500mの高地では秋の気配がいたします。
風が冷たいのです。
ニンゲンいきなり冷たい風にさらされたりすると、鼻腔より体液がちょちょぎれるという習性がございまして、目下ワタクシの鼻腔からは、ちょちょぎれるどころか、梓川水系3大ダムの最上流にして最大の奈川渡ダムが決壊したかのような、そんな大洪水状態になっております。

ええ、もう鼻腔流路で処理しきれない分は涙腺流路にまで流れ込んで、上から下からべろべろ状態なのですよ、ああつらい。

ではおやすみなさい。

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通り過ぎる 君にはわからぬこの違い 
                                 あいつと俺とは違う苔だぜ


大昔に流行った、管理的教育を批判する英国のバンドの曲を思い出しました。

苔は上からみるとじゅうたんみたいに見えます。
だけどじゅうたんのパイルみたいに均一ではありませんよね。

そりゃ社会を成り立たせていくには、ある程度の均一さは必要なのでしょうが、でも美しさのためにはいびつさだって必要でしょう。いびつさって言うか、個性ね、こせー。

世の中個性が抑圧されていると言ったり、いいや、個性は尊重しているんだと言ったりさまざま。

でも問題はなくならない。

要はね、苔の絨毯が好きなのか、ゴルフ場のグリーンが好きなのか、
はたまた 月うさぎ 草ぼうぼうに虫の声 なんてのが好きなのか、そういう趣味の問題ではなかろうかと。

単なる趣味の問題なんだから、そんなにまなじり吊り上げなくてもいいじゃないか。
趣味と主義を取り違えちゃいやあよ。譲り合おうよ。

なんてね、はは。

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