葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さ、今日はお休み。
相方は仕事。
・・・どこで羽を伸ばそう。
羽を伸ばしてはばたくとなったら、
まずは空港に行かなければ始まらないではないか。
などと考えたわけではなかったのでしたが、
なんとなく空港に足が向いたのでした。
信州まつもと空港。
長野県だからといって、「長野空港」にはなりません。
だいたい「長野県」なんてものは、
いくつもの独立した地域を一まとめにした概念であり、
善光寺平(長野市)、松本平、伊那谷、木曽谷、佐久平、
その他もろもろそれぞれに、独自の言語やら文化やら、
ひいてはアイデンティティがあるわけでして、
しかも厄介なことに、
反目しあっている地域関係なんてのもあったりするのですよ。
そんなわけで県庁所在地の座を奪われた松本にある空港に
こともあろうに奪った側の(少なくとも松本人はそう思っている)
長野市の名を冠することなどできぬ相談。
でも「信濃」とか「信州」なんてククリは大好きな長野県民。
(ちょっとまえに県名を「信州県」にしようと提案した某康夫知事がいました)
「信州」というカンムリつけて、県民総納得。
「松本」つけて地元納得。
ひらがなにして平成風。
そんなこんなで「信州まつもと空港」
・・・であるかどうかは定かではありませんが
当たらずといえど遠からずであろうことだけは、確信を持って言えます。
松本にはあっても長野市にはないもの
日本銀行と空港。
そんな松本人ご自慢(・・・にもしていないかもしれない)の空港のスケジュールは、一日発着が数便程度。
小型のセスナがやたら大きく見えます。
・・・あ、マニアな人に言わせれば、これはセスナではなくビーチクラフトだとかなんとか言うかもしれませんが、ワタクシにとってはちっちゃいプロペラ機は全部セスナでいいんです。
閑散としたターミナルではありましたが、でもしっかり気分はクリスマス。
煙突の中で酸欠状態になったサンタを救出するレスキュートナカイといった趣の置物がイケてました。
絵の順番逆にして、いやがるサンタを煙突に押し込める因業トナカイという作品にしようかとも思ったのですが、ただでさえ殺伐とした年末、いらぬ悪趣味もどうかと思いまして。
それにしてもトナカイの腹はサンタのそれよりデカイに違いない、とは画像を見た相方の弁。
・・・人の腹よりテメエの腹のことを・・・(以下略)
ちなみにご想像のとおり、サンタは空気圧でせりあがってくる仕掛けなのですね。
さて、そんな寂しい空港ではありましたが、時刻表を見ると、あと2時間弱ほどで到着便があるらしい。
存続の危機を乗り越え、ジェットからプロペラに格下げして運行している札幌便であります。
本日どうやら強い向かい風のため、到着が遅れている模様。
時間つぶしに近くのショッピングセンターで、コーヒーを飲みながら地図を広げて撮影ポイントを検討し、今度は滑走路端に陣取ります。
陣取ったのは滑走路北端の公園。
誘導灯が点灯するのを今か今かと待ちます。
そして聞こえたエンジン音。
機影発見!
だけど・・・あれ、方向が・・・もしかして。
と、滑走路南端方面を向きますと、すでにあかあかと灯る南側の誘導灯・・・。
ふと目の前の吹流しを見ると、風はかなり強く北から南へと吹いていることを示している。
ああそうだった。
追い風で離着陸するよりも、向かい風を使った方が都合がいいことなんて、飛行機の操縦うんぬん以前に、タコ揚げした経験のあるひとだったら誰でも分かりますよね・・・。
そんなわけで、まさに着陸という瞬間は遠すぎて捉えられませんでしたが、
惰性で(?)反対側まで走ってきたところを撮影できたのでまあ満足。
ちなみにこの飛行機を見ると、
同型機が高知空港で胴体着陸した映像を思い出してしまうんだよな。
だけどこの飛行機の後ろ姿は気に入りましたね。
ジャンボとかと違って、きゅっと引き締まったお尻。
スポーツマンみたいな精悍な感じがしました。
これくらいの大きさの飛行機は、まだ人が空を飛ぶことのロマンを
覚えてくれているような気がしてなりません。
※
それにしても意外に難しかった飛行機撮影。
マニアが三脚立てて空港に陣取っているのを見ても
特に何も思わなかったのですが
お目当ての飛行機を撮るには
さまざまな情報収集と、機敏で精確なカメラ操作が必要だということが
自分でやってみて初めて分かりました。
ハマる人の気持ちがよーく分かりました。
まあ写真全般に言えることではありますが
ずいぶんと知的な作業なのだなと感じた鈍色の空の下なのでありました。
冬空に筒先向けて立つひとは 鳥撃ちでなく 鳥描くひと
※
おまけ
空港横の公園にはさまざまな石の彫刻が点在していますが、
そんななかで異彩を放つこの遊具(下にバネがついているアレです)。
存在感は他の芸術作品を圧倒していました。
それにしてもなんざましょ、この動物。
四足、らしいのだけれど顔や耳はコアラ
鼻の穴はサブちゃん・・・。
ニヒルな口元。
「信州松本に半獣半コアラのUMAは実在した!」
といったところでしょうか。
相方は仕事。
・・・どこで羽を伸ばそう。
羽を伸ばしてはばたくとなったら、
まずは空港に行かなければ始まらないではないか。
などと考えたわけではなかったのでしたが、
なんとなく空港に足が向いたのでした。
信州まつもと空港。
長野県だからといって、「長野空港」にはなりません。
だいたい「長野県」なんてものは、
いくつもの独立した地域を一まとめにした概念であり、
善光寺平(長野市)、松本平、伊那谷、木曽谷、佐久平、
その他もろもろそれぞれに、独自の言語やら文化やら、
ひいてはアイデンティティがあるわけでして、
しかも厄介なことに、
反目しあっている地域関係なんてのもあったりするのですよ。
そんなわけで県庁所在地の座を奪われた松本にある空港に
こともあろうに奪った側の(少なくとも松本人はそう思っている)
長野市の名を冠することなどできぬ相談。
でも「信濃」とか「信州」なんてククリは大好きな長野県民。
(ちょっとまえに県名を「信州県」にしようと提案した某康夫知事がいました)
「信州」というカンムリつけて、県民総納得。
「松本」つけて地元納得。
ひらがなにして平成風。
そんなこんなで「信州まつもと空港」
・・・であるかどうかは定かではありませんが
当たらずといえど遠からずであろうことだけは、確信を持って言えます。
松本にはあっても長野市にはないもの
日本銀行と空港。
そんな松本人ご自慢(・・・にもしていないかもしれない)の空港のスケジュールは、一日発着が数便程度。
小型のセスナがやたら大きく見えます。
・・・あ、マニアな人に言わせれば、これはセスナではなくビーチクラフトだとかなんとか言うかもしれませんが、ワタクシにとってはちっちゃいプロペラ機は全部セスナでいいんです。
閑散としたターミナルではありましたが、でもしっかり気分はクリスマス。
煙突の中で酸欠状態になったサンタを救出するレスキュートナカイといった趣の置物がイケてました。
絵の順番逆にして、いやがるサンタを煙突に押し込める因業トナカイという作品にしようかとも思ったのですが、ただでさえ殺伐とした年末、いらぬ悪趣味もどうかと思いまして。
それにしてもトナカイの腹はサンタのそれよりデカイに違いない、とは画像を見た相方の弁。
・・・人の腹よりテメエの腹のことを・・・(以下略)
ちなみにご想像のとおり、サンタは空気圧でせりあがってくる仕掛けなのですね。
さて、そんな寂しい空港ではありましたが、時刻表を見ると、あと2時間弱ほどで到着便があるらしい。
存続の危機を乗り越え、ジェットからプロペラに格下げして運行している札幌便であります。
本日どうやら強い向かい風のため、到着が遅れている模様。
時間つぶしに近くのショッピングセンターで、コーヒーを飲みながら地図を広げて撮影ポイントを検討し、今度は滑走路端に陣取ります。
陣取ったのは滑走路北端の公園。
誘導灯が点灯するのを今か今かと待ちます。
そして聞こえたエンジン音。
機影発見!
だけど・・・あれ、方向が・・・もしかして。
と、滑走路南端方面を向きますと、すでにあかあかと灯る南側の誘導灯・・・。
ふと目の前の吹流しを見ると、風はかなり強く北から南へと吹いていることを示している。
ああそうだった。
追い風で離着陸するよりも、向かい風を使った方が都合がいいことなんて、飛行機の操縦うんぬん以前に、タコ揚げした経験のあるひとだったら誰でも分かりますよね・・・。
そんなわけで、まさに着陸という瞬間は遠すぎて捉えられませんでしたが、
惰性で(?)反対側まで走ってきたところを撮影できたのでまあ満足。
ちなみにこの飛行機を見ると、
同型機が高知空港で胴体着陸した映像を思い出してしまうんだよな。
だけどこの飛行機の後ろ姿は気に入りましたね。
ジャンボとかと違って、きゅっと引き締まったお尻。
スポーツマンみたいな精悍な感じがしました。
これくらいの大きさの飛行機は、まだ人が空を飛ぶことのロマンを
覚えてくれているような気がしてなりません。
※
それにしても意外に難しかった飛行機撮影。
マニアが三脚立てて空港に陣取っているのを見ても
特に何も思わなかったのですが
お目当ての飛行機を撮るには
さまざまな情報収集と、機敏で精確なカメラ操作が必要だということが
自分でやってみて初めて分かりました。
ハマる人の気持ちがよーく分かりました。
まあ写真全般に言えることではありますが
ずいぶんと知的な作業なのだなと感じた鈍色の空の下なのでありました。
冬空に筒先向けて立つひとは 鳥撃ちでなく 鳥描くひと
※
おまけ
空港横の公園にはさまざまな石の彫刻が点在していますが、
そんななかで異彩を放つこの遊具(下にバネがついているアレです)。
存在感は他の芸術作品を圧倒していました。
それにしてもなんざましょ、この動物。
四足、らしいのだけれど顔や耳はコアラ
鼻の穴はサブちゃん・・・。
ニヒルな口元。
「信州松本に半獣半コアラのUMAは実在した!」
といったところでしょうか。
PR
この記事にコメントする