[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たとえば
右と左があって
(右と左という用語に特定のイメージをもたれる方は
上と下、でも南と北、でもなんとでもおきかえてくれていい)
バランスを取るのがむずかしい
本当は
待っていれば
自然にバランスは取れるもの
だけど
どうにもバランスが取れていない場合
理想的な方法としては
双方歩み寄ってバランスをとる
だけど
理想的に事を運んだとして
ニンゲンのやることは完全ではない
たとえば右に0.001%傾いていたとすると
それを取り戻そうと
左は力を注ぐ
だけど
きっちり0.001%分の力を注いだとして
元に戻るには
気の遠くなる時間がかかる
だから
効率主義的には
その1000倍くらいの力を注いで
まず勢いをつけるわけだ
但し、時間的には0.000001秒くらいの間に
※
だけど
ニンゲンのやることは完全ではない
力をかけている時間が
0.00000125秒になってしまったとすると
(25%増しということだね)
その分だけ
今度は左に傾く
それを補正せんと
右は力を注ぐ
だけどニンゲンのやることは完全ではない
今度は注ぐ力に25%の誤差が生じる
そして今度は右に傾く
※
その繰り返し
わるいことに
第三の力が
これまた効率主義で
大きな力をかけてきたりする
※
だから
てんびんは
おおきくふれ
皿からは
色んな幸せが
こぼれだす
※
パレスチナで
イスラエル軍の空爆があった
※
たくさんのひとがしんだ
※
全ては誤差の問題だと信じたい
だから
誤差の結果をを増大させる
効率主義
これを憎む
※
年の瀬
もしかしたらこれがこの年最後かもしれない記事
来たる年は
自分の見た記事の範囲内で構わないから
不条理な人死にが減っていますように。
(せめて人の死くらいは)
※
わかりにくい記事内容ですまない
※
みなさま
良いお年を
相方は仕事。
・・・どこで羽を伸ばそう。
羽を伸ばしてはばたくとなったら、
まずは空港に行かなければ始まらないではないか。
などと考えたわけではなかったのでしたが、
なんとなく空港に足が向いたのでした。
信州まつもと空港。
長野県だからといって、「長野空港」にはなりません。
だいたい「長野県」なんてものは、
いくつもの独立した地域を一まとめにした概念であり、
善光寺平(長野市)、松本平、伊那谷、木曽谷、佐久平、
その他もろもろそれぞれに、独自の言語やら文化やら、
ひいてはアイデンティティがあるわけでして、
しかも厄介なことに、
反目しあっている地域関係なんてのもあったりするのですよ。
そんなわけで県庁所在地の座を奪われた松本にある空港に
こともあろうに奪った側の(少なくとも松本人はそう思っている)
長野市の名を冠することなどできぬ相談。
でも「信濃」とか「信州」なんてククリは大好きな長野県民。
(ちょっとまえに県名を「信州県」にしようと提案した某康夫知事がいました)
「信州」というカンムリつけて、県民総納得。
「松本」つけて地元納得。
ひらがなにして平成風。
そんなこんなで「信州まつもと空港」
・・・であるかどうかは定かではありませんが
当たらずといえど遠からずであろうことだけは、確信を持って言えます。
松本にはあっても長野市にはないもの
日本銀行と空港。
そんな松本人ご自慢(・・・にもしていないかもしれない)の空港のスケジュールは、一日発着が数便程度。
小型のセスナがやたら大きく見えます。
・・・あ、マニアな人に言わせれば、これはセスナではなくビーチクラフトだとかなんとか言うかもしれませんが、ワタクシにとってはちっちゃいプロペラ機は全部セスナでいいんです。
閑散としたターミナルではありましたが、でもしっかり気分はクリスマス。
煙突の中で酸欠状態になったサンタを救出するレスキュートナカイといった趣の置物がイケてました。
絵の順番逆にして、いやがるサンタを煙突に押し込める因業トナカイという作品にしようかとも思ったのですが、ただでさえ殺伐とした年末、いらぬ悪趣味もどうかと思いまして。
それにしてもトナカイの腹はサンタのそれよりデカイに違いない、とは画像を見た相方の弁。
・・・人の腹よりテメエの腹のことを・・・(以下略)
ちなみにご想像のとおり、サンタは空気圧でせりあがってくる仕掛けなのですね。
さて、そんな寂しい空港ではありましたが、時刻表を見ると、あと2時間弱ほどで到着便があるらしい。
存続の危機を乗り越え、ジェットからプロペラに格下げして運行している札幌便であります。
本日どうやら強い向かい風のため、到着が遅れている模様。
時間つぶしに近くのショッピングセンターで、コーヒーを飲みながら地図を広げて撮影ポイントを検討し、今度は滑走路端に陣取ります。
陣取ったのは滑走路北端の公園。
誘導灯が点灯するのを今か今かと待ちます。
そして聞こえたエンジン音。
機影発見!
だけど・・・あれ、方向が・・・もしかして。
と、滑走路南端方面を向きますと、すでにあかあかと灯る南側の誘導灯・・・。
ふと目の前の吹流しを見ると、風はかなり強く北から南へと吹いていることを示している。
ああそうだった。
追い風で離着陸するよりも、向かい風を使った方が都合がいいことなんて、飛行機の操縦うんぬん以前に、タコ揚げした経験のあるひとだったら誰でも分かりますよね・・・。
そんなわけで、まさに着陸という瞬間は遠すぎて捉えられませんでしたが、
惰性で(?)反対側まで走ってきたところを撮影できたのでまあ満足。
ちなみにこの飛行機を見ると、
同型機が高知空港で胴体着陸した映像を思い出してしまうんだよな。
だけどこの飛行機の後ろ姿は気に入りましたね。
ジャンボとかと違って、きゅっと引き締まったお尻。
スポーツマンみたいな精悍な感じがしました。
これくらいの大きさの飛行機は、まだ人が空を飛ぶことのロマンを
覚えてくれているような気がしてなりません。
※
それにしても意外に難しかった飛行機撮影。
マニアが三脚立てて空港に陣取っているのを見ても
特に何も思わなかったのですが
お目当ての飛行機を撮るには
さまざまな情報収集と、機敏で精確なカメラ操作が必要だということが
自分でやってみて初めて分かりました。
ハマる人の気持ちがよーく分かりました。
まあ写真全般に言えることではありますが
ずいぶんと知的な作業なのだなと感じた鈍色の空の下なのでありました。
冬空に筒先向けて立つひとは 鳥撃ちでなく 鳥描くひと
※
おまけ
空港横の公園にはさまざまな石の彫刻が点在していますが、
そんななかで異彩を放つこの遊具(下にバネがついているアレです)。
存在感は他の芸術作品を圧倒していました。
それにしてもなんざましょ、この動物。
四足、らしいのだけれど顔や耳はコアラ
鼻の穴はサブちゃん・・・。
ニヒルな口元。
「信州松本に半獣半コアラのUMAは実在した!」
といったところでしょうか。
今日はひたすらに鼻の調子が悪いのです。
一日中ジュグジュググリョグリョして居るわけです。
風邪ではないことは確か。
ビエンだ。
ビエンチャンなのだ。
(なんだっけ、どっかの地名であったような)
でも呑みに行ったのです。
カウンター10席ばかりと、板敷きの座敷ばかりの居酒屋。
だけどワインリストには数十種類のワイン。
おお。
そんなお店。
名は「橋倉」と申します。
ナワテ通りの裏にちょっと入ったところね。
んまかったです。
支払いは、本日給料日の相方。
一日限定のヒモ気分。
一日と言わず、もっとでもいいんだけど。
一生でも・・・。
養ってね。
※
それにしてもハナミズがとまらない。
ヒマワリ柄のティッシュボックスに手を突っ込んでみりゃ
宙を泳ぐよ指先が
・・・いいや
もう寝よ。
おやすみなさいまし。
フェラーリやらポルシェやら、そんなクルマにも憧れたりしたものです。
でもいつのころからか、少なくとも信州に移住してきたあたりにはもうすっかり、「クルマは道具」、と割り切るようになっていました。
本気で「軽トラのある生活」に憧れたりもするほどです。
そんな風な価値観に落ち着いたのにはいろいろ理由があるのですが、とある自動車ヒョーロンカの影響も大きいものがあります。
福野礼一郎氏
自動車雑誌を読むような方々の間では賛否両論あるこの方ですが、物理法則に則って理路整然とクルマを一キカイとして解説するその評論手法(但し毒舌、但しほめる時はベタほめ)に、ワタクシは非常に感銘を受けたわけであります。目からウロコが落ちる、というのはまさにこのことを言うのでしょう。
彼の論法で、「クルマはキカイだ」という命題を強烈に与えられてしまうと、「キカイは道具だ」という頭の中の常識と共鳴して、「よってクルマは道具だ」と認めざるを得なくなってしまうわけです。
そうなると、ワタクシの生活、ひいては人生において必要なのはどんなクルマかどんな道具か。
ポルシェやフェラーリでないのは当たり前ですね。
人生を「そっち方面」に変えようと思わない限り。
で、最近図書館で見つけて読んだ本。
「そっち方面」のヒトたちが、ポルシェやフェラーリを「道具」として使いこなし、演じるドラマ。
自動車用語満載、数字満載ではありますが、そんなところは適当に読み飛ばしたとしても、ひたすらに「面白い」小説でした。
題名「バンザイラン」
著者は他ならぬ福野氏であります。
但しワタクシの趣味的に、小説としては買って蔵書にしたいと思うような一冊ではありませんが。
転職に伴い松本に移住するまでの約6年間に出会った人々、経験したことの数々、それらがワタクシの人生に与えてしまった多大なる影響、そして変わってしまった人生・・・。
今の自分の原点がここにある、というのが言いすぎでなければ、白馬はワタクシの故郷と言ってもいいのかもしれません。
正式な実家のある湘南地方には(約25年住んでいた場所ですが)、なぜか全くと言っていいほどノスタルジーを感じませんし、「故郷」なんて呼ぶ気もしてきません。
それに対してワタクシが白馬に感じる望郷の念は、これはいったいどうしたことでしょうか。
いやはや。
※
久々に相方と休みが合ったこの日、昼過ぎからゆるゆるとお出かけしました。
お出かけしたと思ったら、いきなり寄り道。
以前から気になっていた「COLORS」というケーキ屋さんにお立ち寄り。
場所は浅間温泉のあたり。つまり、我が家を出て10分も経たないうちに邪念に抗しきれなくなった、というわけですな。
ここのいちごさんたちは、みんな違う顔をしているのが素敵。(撮影 相方)
え?ケーキをテイクアウトして車に持ち込んで、家までもって帰ったのか?ですって?
いえいえ、もちろん、片手にケーキをつかんで、わしわしとアンパンでも喰らうかのように頂きましたですよ。
運転しながら・・・。
ええ、もちろんマニュアル車ですよ。
ケーキ持った左手で、ギアをカクカクってね。
助手席では、相方がやたらカシャカシャとシャッター音を響かせています。
何を撮っているのかな、というわけで、以下、相方ギャラリー。
うーん、ヒマですねぇ。(以上、講評おわり)
さて、我々はまず四賀村(現松本市)に向かい、その後明科町(現安曇野市)、生坂村、八坂村(現大町市)、美麻村(現大町市)、小川村、鬼無里村(現長野市)を経て、白馬村に向かうわけです。
長野県の地理に通じている方からすると、松本から白馬に行くのになぜそんなアホなルートをとるかと訝しがられるところでしょうが、脇道廃道峠道、酷道険道ケモノ道などが大好きなワタクシからすれば、ごくごく当然のコース取りなんですと、胸を張って言いたいところ。
ただ、旧鬼無里村に関しては、ここを訪ねたいがために、ルートから外すわけにはいかなかったのです。
白馬にいるころ良く通っていました、信州名物「おやき」のお店。
信州に来て「おやき」を食べさせられて、「ああ、あれね、ワタシあんまり好きじゃない」という感想を持った方でも、ここのおやきを食べるとたちまちおやき道に開眼することができるという、奇跡のおやき屋なのです。
ほぼ2年ちかくご無沙汰だったのにも関わらず、オカミさんはワタクシの顔を覚えてくれていまして、オマケのおやきやら、漬けるのに失敗した野沢菜を油いためにしたものやら(これがものすごく美味しい)を振舞っていただきました。
ここに来て、おやきを食べてそば茶を飲んで、「ああ、帰ってきたなぁ」と思ったわけです。
その後はやっとこさ白馬村入り。
もうすっかり暗くなっていましたが、見上げると、信じられないくらいの高さに光る圧雪車のライトが、山の高さを教えてくれています。
ここで今も白馬で活躍する知人を訪ねました。
ホテル経営のオーストラリア人のところにヨメに行くことになった知人は、すっかりホテルのオカミとしての貫禄をつけていました。素敵なBARもオープンしておりまして、早速そちらに通されます。
バーテンダーのアダム君(国籍不詳)に、たどたどしい英語で好みを伝え、造ってもらったカクテルは、タンカレージンに、コアントローにグレナデンシロップに、あと何入れてたっけ、ま、すっきりビターなオトナの味。
苦すぎたら炭酸入れてね、というわけで炭酸で割ってみれば、さらにきりりと引き締まる。
隣で相方の飲んでいるものはフレッシュライムを使ったカクテルなのですが、
こちらはノンアルコールなので、帰りの運転の心配なし。
・・・いや、本当は相方のキケン運転癖に若干どころでなく不安はあるのですが、
そのへんはアルコールの勢いで寝てしまえばいいのであります。
すっかりごちそうになりましたが、
知人に幸多かれと祈りつつ、白馬を後にしました。
ここも白馬在住時によく通っていたところです。