葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
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いろいろあったおかげで、なんだか悄気ております。
話す気になったら話します。
けど、ま、槍山行記が途中だ。
続けなければ。
Show must go on !
( ↑ つくづくいい曲だと思います。古い曲ですが。)
※
16:30
テントを抜け出て、T君と共に槍の穂先に向かいました。
30階建てのビルに相当する高さの穂先でしたが、(小屋との比高120m)
手がかり、足がかりとも豊富にあって、岩も安定していて、
随所に設置された、鎖、梯子に助けられ、
案外あっさりと頂上にたどり着くことができました。
山頂は、てっぺんでした。
本当に、天の辺に達した気分でした。
槍ヶ岳山頂。
こういう場所にある祠の前に行くと、
ほぼ確実に神様に会えます。
砂浜に指で書きたる文字に似て 言葉は雲の波に消えゆく
生きていて良かった。
そんな単純なことを思っている単純な自分が、
このときばかりは愛おしかったりするわけです。
槍の穂は我が身を貫き血に染まり たましひは其れを眺めてゐるのだ
夕暮れは、槍の穂先で迎へむか、
槍を眺めて迎へむか・・・。
だいぶ迷ったのですよ。
※
日没が迫ってきました。
さあみんな、缶ビールのふたを明けて、
一緒にこの時を過ごしましょう。
あ、お酒だめ?
じゃあコーヒーでも淹れましょうか。
それでは
地球の回転に 乾杯!
一番星が出てきました。
東の空に明るく輝いています。
金星かな?
「あれは木星ですよ」
と、星に詳しいT君。ほんとうに詳しい。
今度は頭上にふたつめの星を発見。あれはなんだろう?
「あれはベガです」
即答。
南東の方角に、3番目の星が輝きだしました。
あれはなんだろうねえ。
「あれは・・・飛行機ですよ、ほら、動いてる」
・・・・・そうともいうね。
※
いつもどおりマカロニを茹で、
レトルトパックのソースの封を切り、
冷たいソースに熱々のマカロニをぶち込む、
それをレトルトパックのまま貪り食う、
傍らには缶ビール。
下界でやったら、わびしさこの上もないこのスタイルも、
天上では宮中晩餐会の極上レシピとテーブルマナー。
そんな晩餐もお開きになり、
テントから首だけ出すと・・・
天の川の落ち行く先の地平線に明るく輝くのは、
中京圏の街の明かりでしょうか。
あれでは星が見えないわけです。
でもおかげで山の影が映えています。
山の上では、すべてがプラスに作用するのです。
標高3000mの夜。
空は澄んでいました。
※
翌朝
穂高方面へ縦走し、
3日後に上高地へ下山するというT君と再会を約し、テントを撤収。
で、今朝も性懲りもなくヤリの穂先へ。
さあ、ここから下ります。
ヤリさん、さようなら、お世話になりました、パチリ。
(太宰治 「富嶽百景」のパクリで)
※
下りはゆっくりカワイイ子たちを愛でながら。
話す気になったら話します。
けど、ま、槍山行記が途中だ。
続けなければ。
Show must go on !
( ↑ つくづくいい曲だと思います。古い曲ですが。)
※
16:30
テントを抜け出て、T君と共に槍の穂先に向かいました。
30階建てのビルに相当する高さの穂先でしたが、(小屋との比高120m)
手がかり、足がかりとも豊富にあって、岩も安定していて、
随所に設置された、鎖、梯子に助けられ、
案外あっさりと頂上にたどり着くことができました。
山頂は、てっぺんでした。
本当に、天の辺に達した気分でした。
槍ヶ岳山頂。
こういう場所にある祠の前に行くと、
ほぼ確実に神様に会えます。
砂浜に指で書きたる文字に似て 言葉は雲の波に消えゆく
生きていて良かった。
そんな単純なことを思っている単純な自分が、
このときばかりは愛おしかったりするわけです。
槍の穂は我が身を貫き血に染まり たましひは其れを眺めてゐるのだ
夕暮れは、槍の穂先で迎へむか、
槍を眺めて迎へむか・・・。
だいぶ迷ったのですよ。
※
日没が迫ってきました。
さあみんな、缶ビールのふたを明けて、
一緒にこの時を過ごしましょう。
あ、お酒だめ?
じゃあコーヒーでも淹れましょうか。
それでは
地球の回転に 乾杯!
一番星が出てきました。
東の空に明るく輝いています。
金星かな?
「あれは木星ですよ」
と、星に詳しいT君。ほんとうに詳しい。
今度は頭上にふたつめの星を発見。あれはなんだろう?
「あれはベガです」
即答。
南東の方角に、3番目の星が輝きだしました。
あれはなんだろうねえ。
「あれは・・・飛行機ですよ、ほら、動いてる」
・・・・・そうともいうね。
※
いつもどおりマカロニを茹で、
レトルトパックのソースの封を切り、
冷たいソースに熱々のマカロニをぶち込む、
それをレトルトパックのまま貪り食う、
傍らには缶ビール。
下界でやったら、わびしさこの上もないこのスタイルも、
天上では宮中晩餐会の極上レシピとテーブルマナー。
そんな晩餐もお開きになり、
テントから首だけ出すと・・・
天の川の落ち行く先の地平線に明るく輝くのは、
中京圏の街の明かりでしょうか。
あれでは星が見えないわけです。
でもおかげで山の影が映えています。
山の上では、すべてがプラスに作用するのです。
標高3000mの夜。
空は澄んでいました。
※
翌朝
穂高方面へ縦走し、
3日後に上高地へ下山するというT君と再会を約し、テントを撤収。
で、今朝も性懲りもなくヤリの穂先へ。
さあ、ここから下ります。
ヤリさん、さようなら、お世話になりました、パチリ。
(太宰治 「富嶽百景」のパクリで)
※
下りはゆっくりカワイイ子たちを愛でながら。
画像上左
鳥兜(トリカブト)
画像上右
深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)
画像下
信濃金梅(シナノキンバイ)
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