葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
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昨日、ワタクシの相方が所用で白馬に行った際に買ってきてくれた「小谷錦」。
小谷村自体には酒蔵はないので、これは池田町の「大国」の北安醸造の手になるものですが、
酒米は小谷村産の「白樺錦」、仕込みはもちろん「小谷杜氏」という、
「小谷」を名乗るのに不足のない一品でございます。
生産数が少なく、ちょっとした「幻の酒」扱いされることもあるようです。
で、本日「開栓式」というわけでして、我がよくできた愛妻が(こんなときだけ呼称変更)
画像のような豪華絢爛な御膳を整えて、旦那様のお帰りを待っていてくれたのでした。(三つ指は省略)
本当はレイアウトとかライティングとか工夫して撮ろうかな・・・なんて思いもふとよぎりましたが、
これだけのお料理と美酒とを前にして、そんな悠長なこと言ってられませんでした。
ま、雰囲気は出てますでしょ。
「花より団子」とは、昔の人もうまいこと言ったものです。
というわけで、本日の御膳は以下の通り
おしながき
ゆばとうふ
鯵のお造り
昆布の素揚げ
新潟産 鰯の塩焼き
ほうれんそうのおしたし
鯛のあらのお吸い物
ほおずき
特筆すべきは、ラストのほおずき。(小谷錦の瓶の左脇にあるやつ)
別に御膳の飾りでつけているわけではありませぬ。
これは懐石でいうなら「水菓子」となるべきもの。
つまり、果物として食べるほおずきなんですね。白馬村産だそうです。
そんなものがあるなんて初めて聞きました。
どんな味がするのか興味津々で口に入れてみたら、さわやかな酸味とほのかな甘み・・・。
おいしいです。ちょっとした感動でした。
で、「主役」の小谷錦。
なんだかフルーツのような酸味となめらかな舌触り。
どちらかといえば甘口なんですが、喉を越すときに感じる辛さが全体を引き締める感じで、舌に残って潔く消えてゆく苦味がここちよいのです。
印象で言えば「滋味深い」という感じかな?
嗚呼もう、なんと表現したらよいか。
まさに「美酒」。
「酒は辛口」だなんて言ったのは何処の何奴だ。
飲み込んで、むふーと鼻から息を逃がすときの多幸感といったら、あんたそりゃもう。
生酒なので、開栓したら早めにのんでしまわないと・・・と思いつつ、
結構過ごしてしまい、うたた寝しておきたらもう朝方。
こんな時間にしゃこしゃこPCに向かっているのでした。
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