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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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さて
前回の「落書き」記事に対して、ちゃーさん(どこかの秘密基地)より
コメントをいただきました。

ちゃーさんは、サグラダファミリアにある落書きを見られたことがあるそうで。

ワタクシとしては、あんな偉大な場所に落書きがあるなんて、
考えもしなかったものですから、
かなり驚いて、いろいろと調べてみました。

すると
あるわあるわ。
出てきた画像を見て、しばらく考え込んでしまいました。
そんなわけで、以下、私見をつらつらと。



そもそも人はなぜ落書きをするのか。
ニンゲンには自己顕示欲というものがありますが
その発露であろうというのは、想像がつきます。

この自己顕示欲というものは、
おそらく人の本能に属するものだろうと思います。
ニンゲンは、この本能に、理性というイチジクの葉一枚を貼り付けて
生活しているわけです。

このイチジクの葉は、教育の程度(学歴という意味でなく)によって
ぴったり貼りついたり、落ちやすくなったりします。

旅に出たりして、はしゃいだりすると、
通常よりさらに落ちやすくなることでしょう。

いずれにせよ、落書きはニンゲンの本能ではあるのです。



もうひとつ
さきの記事で書いた、ローマ兵や侍の記名。
それと、有名観光地の落書き。

どこがどうちがうのでしょうか。

思うに
ローマ兵や侍の記名行為は
彼らの行いに対する報酬と考えてもいいのではないかと。
あの時代に、あの旅路を踏破した、そしてたどり着いた。
だから彼らには名を残す権利があったということ。

アポロの飛行士たちが、月面に立てた星条旗。
個人的にアメリカという国家は好きではありませんが、
あの月旅行を通じて、アメリカが払った労力、犠牲、人類に果たした貢献、
それを考えると、あの場所に翻るべきは、やはり星条旗以外にありえません。

それに対して
サグラダファミリアの落書き

まず、その場所が守られるべきものであるという
「共通の認識」(常識という言葉は嫌いだが、まあそういうこと)が
欠けているのは間違いありません。

神社仏閣に三社札を貼り付ける行為は、
その建物と、背後にいる神仏を敬って行うものですが、
あれら落書きには、敬意のカケラも見られません。

あるのは、むき出しの自己顕示欲のみ。

次に、隙間なく夥しい落書きがある点
「みんなで渡れば怖くない」
これ以上の思想を、そこに見出すことができません。

イチジクの葉が落ちているのにも気づかず、
たとえ気づいていても、「周りのみんなもスッポンポンだけど、何か?」

ニンゲン、時にイチジクの葉を投げ捨てることも必要だとは思いますが、
どうせやるなら、自分の考えで、自分の行為として、自分の責任で、
堂々とフルヌード。
これが正しい脱ぎ方というものではないでしょうか。

いかん
論法が重力の法則従って、「下」に向かいだした。
ちゃーさんに怒られないうちに、このへんで。



余談

あぶらた小路の落書き
あの場所は、落書きが許される場所だとは思いません。
だけど
そんな場所で見つけた落書きの文言に
心を動かされることもあります。

だから世の中は、まあまあ面白いのです。 
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0475fc03.JPG
 
人生に幾度も訪ふ 終わりなら 君想ひしは その幾度目か


「すきです
 でも もうおわり
  かもしれない
BYE-BYE 」


放課後、この壁のある狭い路地にふと立ち止まり
壁に想いをぶつけた彼女。

あのひとが好きな自分がいる
でももう終わりを感じている自分もここにいる

アタシハココニヰル



ピラミッドに落書きを遺したカエサルのローマ兵。
アンコールワットの壁に名を記した日本の侍。
君たちの名前を記した石碑を遺すと主人公から言われ、奮い立った
映画「敦煌」の兵士たち。

太陽系外で孤独な旅を続けるNASAの探査機
「パイオニア」「ボイジャー」に託された、人類のメッセージ。

我、ここに在り。

我々は、ただそれを伝えんがために生きているのです。



さて、この落書きがあったのは
前回の記事の「あぶらた小路」の、白いほうの壁。
最初は眉をしかめました。

でも、コンクリにペンキで描かれているわけでもないこの落書きたちは、
見ているうちになんだか可愛くも思えてきまして。

壁の所有者の方、ごめんなさい。



さあ、これを描いた(たぶん)女子よ。
次の想いは、道端の壁ではなく、
カンバスとか、原稿用紙とか、フィルムとか、五線譜とか、
そんなものにぶつけてみよう。

きっと次の「終わり」は、もっと素敵になるよ。
e8fd4b5b.JPG

あぶらたの蔵の小路に風は吹く 白黒変わる 時代を越えて


松本城裏手から信州大学付近にかけての一帯には、古い住宅街が広がっています。
江戸時代の武家屋敷の門構えが残っている家もあると聞きます。

もちろん、現代風の建物もたくさんあるのですが、
道の狭さと緑の多さ、
そしてまだまだ現役の蔵作りの建物たちが、
このあたりの町並みに、雅味を添えています。

そんな風情のあるこの地区ですが
その一角に、この小路はありました。
入り口に小路の名を記した石柱が立っています。

「常法寺小路」

石柱は、江戸時代の古い町名を今に伝えようと、近年設置されたものです。
おかげで、現代の町並みの中に、ひょっこりと顔を出している
江戸時代に気付くことができます。
お散歩好きにはうれしい配慮。
松本市の粋な計らいです。

それによると、この常法寺小路、入り口にある家の屋号をとって
別名「あぶらた小路」とも呼ばれていたそうです。
漢字で書くと「油太小路」
丁稚どんが油売ってるようなイメージがあって、なかなか気に入っています。

さて、小路にはいると、片側の黒壁の土蔵に圧倒されます。
小路に向かって開いている窓の列が、
黒壁の重厚感のために、昔の戦艦の舷側砲門のようにも見えてきます。

そして、小路の反対側の蔵は、白漆喰のなまこ壁。
この対称さが、あぶらた小路を忘れがたいものにしてくれていました。

でも実は、入り口にある蔵は、
松本の街中ではあまりみかけない、土壁の土蔵で、
わずか数十メートルの長さとはいえ、
3種類の壁が並ぶ、なんとも贅沢な空間なのでした。



撮影を終えて帰ろうかというときに聞いた、
通りがかりの高校生たちの会話。

「おれ、卒業したら一人暮らしして、マンションに住みたいな」

それもまた、時代。

今日はもう眠いしね、さくさくっと画像中心で行くよ。浅間温泉路地特集。

DSCF0063.JPG
いちばん気に入った景色がここ。

やっぱり坂というのがいいです。
でも路地というには広いかな・・・?
いやでもそんなことないぞ、いままで変な路地ばっかり気にしていたから、感覚が変になっているのだろうな。




DSCF0014.JPGここもいい。なんたって水路があるのがいい。

路地という点では、上の画像の場所よりよいとは思うのですが、いかんせん、片側が鉄筋コンクリートのアパートであるのが残念なところです。

この画像だけ見ると、とても雰囲気のよい路地に見えるのにな。

だったら見えてないところのことなんか、書かなきゃいいじゃないか。

それもそうですね、そのとおりだ。

DSCF0033.JPG

廃屋だけど風情があるのか、風情があるのに廃屋みたいに見えちゃっているのかよくわからない建物なんかが、塀越しにのぞいて見えたりしているのです。



いったいに、浅間温泉という地区が面白いのは、覗き込む路地ごとにいろんな表情を見せてくれているところで、宿泊してそぞろ歩くには、かなり面白いかもしれません。

日帰りでここのお湯に浸かったとしても、それでは浅間温泉に来たことにはならないでしょう。
お湯だけならば、我が家の近所の「美ヶ原温泉」のほうがいい湯質だと言われていますし。

パチンコ・射的・ストリップ劇場のような華やかな(?)設備はありませんが、まにあーっくな視点で、時には松本の街にくりだしたりしながら、戦前の文学者でも気取って逗留して楽しむというのが、ここの正統派の楽しみ方といえるでしょう。

ま、今時分、そんな温泉の楽しみ方を志す人がどれだけいらっしゃることですやら。

♪松本で見る雪はこれが 最後ねと・・・

3/31日、松本市街地で最後の雪が降りました。
というか4/5現在、あれが最後の雪であってくれ、と願う毎日ではありますが。

となりの地区に、早くも梅が咲いているのを知っていたので、きっと今朝はその上に積もった雪を見ることができるだろうと、出かけてみました。
DSCF0001.JPG

ご覧の通り、雪というには氷と言ったほうが近いかもしれませんが、凍みる梅です。ちょっと風情には欠けるかな。撮影技術の未熟さと相俟って。

・・・え?「凍みる」って、送り仮名がおかしい?
そんなこと言うあなたは信州人ではありませんね。
信州では(少なくとも松本では)、凍るのことを「しみる」っていうだ。
 

DSCF0013.JPG
 
うちに帰って朝食。
松本市100周年マスコット、アルプちゃんオムレツです。

・・・え?そんな風に見えない?そもそもアルプちゃんを知らない?
そんなこと言うあなたは信州人ではありませんね。
信州人ならこれがアルプちゃん以外の何に見えるというでしょう。

え?信州人ですらそうは見えない?うーん、がんばったのにな~。

DSCF0026.JPG

再び出撃すると、こんどはうって変わってよい天気。
画像は松本市美術館の前に咲いていた、「みつまた」の花です。

後ろの中部電力の建物があるせいで、なんだか松本が大都会みたいに思えてくる画像です。


DSCF0036.JPG

松本市美術館の裏手は、魅力的な路地がいっぱい。
とても短い路地ですが、やはりここも「世界」を持っています。







ちょっと遅れましたが、3/31のお散歩報告でした。

















オマケ
kage.JPG

壁に現れた不思議な造形。
野良猫にきれいに平らげられた後の魚の骨か、はたまた犬のおやつか。

手前の屋根に設置された、温水器の反射が、面白いものを見せてくれていました。






 
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