葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
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峠、という文字は、ヤマ偏に上と下という、極めて納得のできる構成になっておりますが、その峠の文字そのままに、道は徳本峠を越えるとすぐに下り坂になります。
しかも上高地側と比べると、反対側は突然道の状態がワイルドになってくるのです。
この徳本峠へは、上高地側から入ってまた上高地側へ戻る人が多いため、道の踏まれ方や整備状態に反対側と差があるのは当然の話です。
ちなみに峠まで、上高地から入ると標準3時間弱(河童橋起点)、反対の島々集落から入ると6時間近くかかります。
それでもワイルドとはいえ、それはあくまで「比較的」の話で、時折道が崩れかけて幅が著しく狭くなっているところもあるのですが、充分に周囲の森の景色を眺めながら下る余裕のある程度です。
話に聞いていた、豪雨で崩れているというのはこのことなのかな?と、やや崩れかけて道幅の狭くなった道を歩きつつ、それでも大したことないので、いつものとおり口を開けて景色を眺めながら下っていましたが、やはり油断はいけません。やってしまいました、尻餅。
尻はともかく、とっさにバランスをとろうと突いた手を、硬い岩の角に強打。
しばし悶絶。
気を取り直して立ち上がり、又下りだしますが、どうにも手が痛い。右手の親指の付け根のあたりが。
ただ、周囲の美景に励まされているうちに、痛みも薄らいだような忘れかけたような、そんな気さえしてくるのでした。
森に日が差し込むと、地を覆う笹がプラチナのように輝きます。
黄金と白金でできた古代の宮殿を発見したトレジャーハンターよろしく、得意満面の笑みでなおも下ってゆきます。手の痛さはこの時点でもう気にならない程度にまで回復。
やがて行く手からは、流れる水の音が聞こえ出しました。もうすぐ沢筋に降りるのです。
九十九折の急坂下りからはこれで解放されます。あとは清流沿いの穏やかな散歩道を残すのみ。
沢筋まで下ると、思っていたとおりの清流と穏やかな下り道です。
この先の平穏と安寧を約束してくれるかのような美しい風景に、ここまでの疲れも、強打した手の痛みも、すっかり癒されていました。
上の画像は「岩魚留の滝」。
さすがに下流の魚はここより上流には登っていけないようです。
つまりここから先は「下界」ということになるのかな?
やっと下界まで無事に降りてこられました。
この先しばらくあるのですが、ここまで来てしまえばもう安心ということでしょうか。
次回、安心な道を下るレポ。
剋目して待て。
しかも上高地側と比べると、反対側は突然道の状態がワイルドになってくるのです。
この徳本峠へは、上高地側から入ってまた上高地側へ戻る人が多いため、道の踏まれ方や整備状態に反対側と差があるのは当然の話です。
ちなみに峠まで、上高地から入ると標準3時間弱(河童橋起点)、反対の島々集落から入ると6時間近くかかります。
それでもワイルドとはいえ、それはあくまで「比較的」の話で、時折道が崩れかけて幅が著しく狭くなっているところもあるのですが、充分に周囲の森の景色を眺めながら下る余裕のある程度です。
話に聞いていた、豪雨で崩れているというのはこのことなのかな?と、やや崩れかけて道幅の狭くなった道を歩きつつ、それでも大したことないので、いつものとおり口を開けて景色を眺めながら下っていましたが、やはり油断はいけません。やってしまいました、尻餅。
尻はともかく、とっさにバランスをとろうと突いた手を、硬い岩の角に強打。
しばし悶絶。
気を取り直して立ち上がり、又下りだしますが、どうにも手が痛い。右手の親指の付け根のあたりが。
ただ、周囲の美景に励まされているうちに、痛みも薄らいだような忘れかけたような、そんな気さえしてくるのでした。
森に日が差し込むと、地を覆う笹がプラチナのように輝きます。
黄金と白金でできた古代の宮殿を発見したトレジャーハンターよろしく、得意満面の笑みでなおも下ってゆきます。手の痛さはこの時点でもう気にならない程度にまで回復。
やがて行く手からは、流れる水の音が聞こえ出しました。もうすぐ沢筋に降りるのです。
九十九折の急坂下りからはこれで解放されます。あとは清流沿いの穏やかな散歩道を残すのみ。
沢筋まで下ると、思っていたとおりの清流と穏やかな下り道です。
この先の平穏と安寧を約束してくれるかのような美しい風景に、ここまでの疲れも、強打した手の痛みも、すっかり癒されていました。
上の画像は「岩魚留の滝」。
さすがに下流の魚はここより上流には登っていけないようです。
つまりここから先は「下界」ということになるのかな?
やっと下界まで無事に降りてこられました。
この先しばらくあるのですが、ここまで来てしまえばもう安心ということでしょうか。
次回、安心な道を下るレポ。
剋目して待て。
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