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答志島からの帰りは和具の港から「高速船 王将」で。
往路は少し離れた桃取港へ迎えに来てもらいましたが、今回は徒歩数分の桟橋からの乗船です。
泊まった民宿で切符をきってもらい、いざ乗船。
鳥羽の佐田浜港に係留中の王将
この船は和具の港の同名の釣具屋の所有で、市営定期船と比べると、例えて言えば路線バスとマイクロバスくらいの違いがあります。なかでもマイクロバスっぽく感じたのが、操舵室が独立してなくて、客室の一端にあること。
こんな感じ。もはやこれは「運転席」。
でも船の操舵を間近で見られるのは感激です。
フロントウィンドウの真ん中についている丸いものは、車で言うところのワイパー。わっかの中の羽が高速回転して視界を確保するもので、この日の大雨の中、威力を発揮していたようでした。
運転手・・・ではなかった、操舵手の右手にあるレバーがスロットルで、奥に倒すと全速前進です。
途中、突然レバーを手前に戻して減速したので、何事かと不思議がっていたら、説明をしてくれました。
牡蠣や海苔などの養殖場の中を突っ切る際、近くにいる作業用の小船が航跡の波で転覆しないようにとの配慮だそうです。
そんなこんなで十数分後には佐田浜の港に到着しました。
前夜には気づきませんでしたが、港の待合室には土産物屋や切符売り場などに混じって、「処方箋受付」のコーナーが。本土とは僅かな距離とはいえ、「離島」に暮らすための工夫が見られました。
また、隣接する土産物センターのような建物にある飲食店が、雰囲気といい、メニューといい、店頭のサンプルといい、実に「昭和」な雰囲気で、よござんした。確実に30年前にはタイムスリップできます。