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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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天を突くアクセルは幻なれど コーナー操る現実もよし



霧が峰高原の端っこをかすめるビーナスラインにて。

こういう道を走っていると、自分がセナだかマンセルだかプロストだか果ては赤木軍馬だか、ま、とにかくそんな気分になるわけですね。正直交通道徳上よくないんですけど、こういう錯覚。
でもスターレットGT乗ってた昔は良く錯覚を起こしてました。

今までよく生きてたもんだ。

でも最近はおとなしくなって、上高地内のダート路をカンクネンにでもなった気分で・・・(←反省の色なし)

でも良く見てください。
この写真を撮ったのはワタクシ。
このクルマは国産車、もちろん右ハンドル。
そうです。ワタクシは運転していないんですよ。
このスピード感あふれるドライビングをしているのは・・・相方。
度胸は1級品で、技術的にもまあまあだけど、安全運転意識にモンダイのある、あの相方です。
アンタに言われたない、と言われそうですが。

ただこのスピード感あふれる画像には、ちょっとしたトリックを使ってあるのです。
一眼レフで、シャッターが開いている間にズームリングを動かす、というウラ技。
思いつきで面白半分にやってみたらなかなか変な写真が撮れたので、気に入って良くやっているのですが、ものの本によると「露光間ズーミング」という名前までついているちゃんとした技法らしいです。

それにしても ガソリン代高くなったねぇ。
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古納屋の陰に咲く花 赤い花 夏に終わりがあるのも知らず


7/22のこと
朝起きて、しくじった!と思ったのです。
なにがって、暑いのですよ。
休日だからと前の晩に松本に下りてきたのですが、これじゃあ上高地に残っていたほうが良かった・・・。

とはいえ、むしろ家の中のほうが熱気がこもって暑いような気がしていたので、思い切って外に出てみることに。

チャリを引き出し、向かうは谷の奥の温泉。

この炎天下に標高差300メートル以上を駆け上がって飲むビールは美味かろうと、そしてさらに風呂からあがって飲むビールもたいそう美味かろうと、帰りはほとんどチャリを漕がなくていいはずなのでラクチンだけど、走行風でいい具合に火照った身体を冷ましたあとに飲む冷酒ときたら、それはもう言葉もなかろうかと、そういう緻密な計算のもとに酒類を買い込み、クーラーバッグを仕込んだリュックに放り込んでいざ出発したのですが。

途中でバテました。当然です。あの炎天下ですもの。日射病やら脱水症状やらにならなかっただけでもめっけもんです。

挫折した地点は古い集落のはずれ、坂道の途中の道端のお花畑でした。

体力落ちたな、なんとかせねば。
本日のお散歩目的地は

「弘法山」

お大師さまとのつながりはよくわかりませんが、山頂に古墳があります。
前方後方墳です。まえもカクカク後ろもカクカクってやつですね。

でもなんといってもここの目玉は、全山これすべて桜という、やりすぎ植樹。

3b2805cf.jpgさて、まずはふもとにある老舗パン屋の、最近オープンした新店舗で腹ごしらえ。ここのイートインコーナーには、エスプレッソマシンが備え付けてあり、コーヒー、ラテが、な、なんと「無料で」楽しめます。

いいですSWEET。
このお店のばんじゅうには、老舗らしく「スヰト洋菓子店」なんて書いてあったりします。






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名づけて「カメロンパン」。
こんなつぶらな瞳で見つめられてはとても食べる気になんて・・・とてもかわいそうで・・・あいらしくって・・・

「がぶり」

アタマから肩のあたりまでを一口でかじったのは、私ではありませんたら。

さて、弘法山。
ほんとうは、全山これ桜のちょっとシュールな画像をお届けしたかったんですが、まだ3分咲きにもなっていませんでした。それはまたそのうち。
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でも山頂の古墳を取り囲むように、色の濃い枝垂桜が7分ほどの咲き具合で、その下で残りのパンを平らげたりしたのでした。

願わくは花の下にて春死なん・・・

先ほどのカメロン君の辞世の句です。


花の下には女子高生たちのお花見集団がいたりしまして、花の下だけに鼻の下を伸ばしながら、もれ聞こえてくるキャピキャピ会話に耳を傾けたりしてますと・・・

○○ちゃんは○○センパイが好きなんだよいやあそんなこといわないでほんと○○ったらみかけによらずきゃははははは・・・
てな感じで青春まっさかりですなぁ

我々としてはオトナの余裕をかまして、こんな風に夫婦二人でしっとりと街を見下ろしていたりしたいところです。
(画像はイメージであり、ブログ執筆者とはいかなる関係もございません)
 
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しっとりしたいと思い、相方の姿を探すと、ごらんの有様。

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ゴルゴ13か、オマエは。


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ゴルゴが仕留めた標的。(D80にて)
ワタクシもD80で遊んでみます。ダメダメ写真ばかりだった、今日は。
オートとかプログラムに任せりゃいいものを、知ったかぶってマニュアルモードでいらうから。
 
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でもフィルム代現像代を気にせず、下手なテッポウ数打ちゃ当たるができるのが、デジカメの良さ。

だけどそれでもブレブレの写真しか撮れていなかったりするのがショック。

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上の写真の名も知らぬ花は、これだけの桜の森を背景に従えてしまう、不思議なオーラを発していました。



帰ると近所の「美ヶ原温泉 白糸の湯」でひとっ風呂。
露天風呂では、近所の農家のおじちゃんたちが害獣「ハクビシン」について熱く語っていたりする、ローカルな雰囲気の温泉です。なんでもハクビシンはトウモロコシを人間様よりもきれいに平らげてしまうそうで。

その後は焼き鳥屋「大吉」でディナー。
桂枝雀似の大将の、ソーラン節からクイーンまでをレパートリーとする、ハイテンション・オン・ステージを肴に楽しみました。他の「大吉」は、どうやら普通なようですが、ここ「清水店」だけがこんな感じだそうです、聞いた話。

さて、あすから松本勤務最後の二日間に突入します。有終の美を飾れるか。

そうそう。

せっかく3月に「浅間温泉路地フィールドワーク」を行いながら、そういえば
イロモノ的な路地の記事しか書いてなかった。
あんなものしか見つからなかったわけではなく、むしろ逆に、ワタクシにとっては宝物のような素晴らしいものばかりを見つけた所為で、披露する機会を探っているうちに、出し惜しみをしているような感じになってしまっていたのです。

でもいい加減にしないと、鮮度も落ちてくるというものです。
というわけで本日は、蔵出し大公開処分市と、いつものように無駄に大風呂敷を広げてみたいと思います。

その第一弾です。

本当にあの日は天気もよく、つい昨日までの冬の日が、遠い昔の出来事に感じられるような、暖かい日でした。
昔の路面電車の終着駅跡に作られた、浅間温泉バスターミナルの付近を歩いていると、こんな看板が。

DSCF0074.JPG「川島芳子旧宅跡」
ご存知でしょうか、「男装の麗人」「東洋のマタ・ハリ」などの異名を持つ、戦前戦中を駆け抜けた女性。
清王朝の王女として生まれ、関東軍と手を組んで満州国成立に関わり、片や歌を歌えばレコードも出し、しかし、戦後に銃殺刑に処せられた、悲劇のヒロイン。
以外に近くにゆかりがあったと知って、びっくりしました。

彼女が日本人の養父に(政治的な思惑のもと)引き取られ、少女時代を送ったのが、この浅間温泉なのでした。彼女はここから現在の蟻ヶ崎高校までを、馬に乗って通っていたといいます。見上げる女学生たちの憧れの眼差しが、容易に想像できます。
将校殿との恋愛(失恋)がきっかけとなって、髪を切り、男装するようになったともいわれています。

非常にカラフルな人生を送った方なので、多くの芝居、映画、ドラマなどの題材にされてきました。映画「ラストエンペラー」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ワタクシはなぜか、TVドラマに出ていた山田邦子を思い浮かべます。
ドラマの題名も、他にどんな役者が出ていたのかも全く覚えていないのですが、山田邦子演じる川島芳子が銃殺刑に処せられるシーンで、壁に向かった彼女が最期に空を見上げます。その晴れやかな表情だけが、鮮烈な印象として今も脳裏にあるのです。

理不尽な裁判で、不条理な裁き方をされて壁の前に立つ、そんな女性を演じるのに、山田邦子はなぜあんな解釈をしたのか、演出家はそれを承認したのか。

ワタクシなりによく分かる気がします。
生き抜いて、その先の地獄をみてこそ人生、そんな考え方もあります。おそらくは真実なのでしょうが、そんな苦役を免除される場合だってあるのでしょう。その特権を手に入れるためには、それなりの人生を送らなければならない。そして彼女はその資格を得るに十分な人生を送った、そんな自覚があったのではないでしょうか。そういう解釈のうえでのあの表情だと、ワタクシは一人合点をしています。

家あれども帰り得ず
涙あれども語り得ず
法あれども正しきを得ず
冤あれども誰にか訴えん

実際の川島芳子が、今際の際に何を想ったか、今となっては永遠の秘密ですが、遺体となった彼女の獄衣のポケットから発見されたとされる辞世の句が、なにかを語ってくれているようです。
 

本日は水芭蕉を見に行ってきました。

途中でカメラを忘れたことに気づいたので、途中でカメラ屋さんに立ち寄り、間に合わせの安いカメラを購入しました。

名前が、えーっとNikon D80。

・・・ふざけんな、という声が聞こえてきそうです。
はい。もちろん冒頭2段落目の2行はフィクションでございます。

でもD80購入したのは事実。水芭蕉を見に行く途中で購入したと言うのも事実。

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証拠写真。

背景は、これでフォトコンテスト100万円を狙ってやるとほくそ笑む相方。
うん、たしかに彼女の写真の腕前をもってすれば、100万年後には確実に入選できるでしょう。

昨年より、たっぷり1年ほど、機種選定から迷いに迷ってたどり着いたこのカメラ。
たっぷり使い倒すつもりですが、しばらくは相方の操作慣熟のために、彼女の専用機になる予定ですので、ブログ画像は従来どおり、まだまだ愛機Finepix S304が主になります。

ていうか本当は、「いいカメラ買ったくせにその程度か」と言われないために、しっかり修行してから発表しようかと、ケツの穴の非常に小さいことを考えていたりして。

でも本日のD80作品をちょっとだけみてくださいな。

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場所は塩尻市の「みどり湖」。
森の中にたたずむ、静かな雰囲気の湖です。
(でもその正体は農業用のため池だなんて口が裂けても言ってはいけない)

今日はみどり湖まで、チャリでツーリングとしゃれ込んでみました。
家に帰ってNavitimeで距離を概算してみたら、往復50kmは走ったことに・・・。
片道正味2時間半くらいかな。
そりゃ疲れるわ。

あ、くれぐれも、距離とかかった時間から、平均速度を逆算するなんてことしないでくださいね。

ヘタレだってばれるから。
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