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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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シルヴィ ギエムというバレエの踊り手がいます。
彼女の公演が、本日松本市民芸術館で行われまして、見に行ったのです。

一月ほど前に、相方から「見に行こう」と誘われたときには、正直、乗り気ではなかったのですね。
たとえば正式なバレエ団の公演だというのならば、演目をみて、じゃあ見に行こうか、という気にもなるんですが、全然名前も聞いたことない踊り手さんの公演に、B席とはいえ5000円の大枚はたく気にはならなかったのですよ。

そこで、youtubeです。唐突ですが。
youtubeがなければ僕はこの踊り手さんの公演を見ることもなく、一生を終えていたでしょう。

気乗りのしない僕に相方は「じゃあどんな踊り手さんなのか知ってほしい」と、youtubeで彼女のダンスの映像を見せてくれたのですが、これが凄かった。一発で生で見てみたくなったのは言うまでもござんせん。
おそらくその映像も、著作権的には問題ありありそうなものなんですが、こうやって新たなファンを獲得する効果なども考えると、著作権って、そんなに神経質になるもんでもないかな、という気がしますが。

まあ結局はモラルの問題なのですよね。
たとえば山歩きついでに山菜やきのこを採ってくる、それはいいとして、じゃあ食材費タダだとばかりに商売用として大量に乱獲しだしたりする輩がいたりするから、地元の人たちは過敏に警戒して、山の中に醜い看板やロープを設置しだしたりして、のどかな里山がどんどん殺伐としてくる。
そんな感じ。

閑話休題

で、行ってきたのです。

彼女のダンスは、我々凡人が持っている、人間の身体というものに対する認識を改めさせてくれるほどのものでした。
ある瞬間には鉄のように硬直している身体が、次の瞬間にはヘビのようにしなやかにうねったり、いささかも反動とか「溜め」のような動きを感じさせずに、リフトなどのダイナミックな動きに自然に移行する様は、まるで魔法を見ているような気分でしたよ。

演目は、彼女が「伝説を打ち立てた」とされる「白鳥の湖」、そして「カルメン」、そしてモダンバレエってやつなのかな?オリジナルの「PUSH」。最後の「PUSH」がもう最高でした。劇場内の効きすぎの暖房との相乗効果で、僕の頭はかなりホットというか、もうあっちっち状態。

もちろん、出演しているほかの踊り手さんたちも、すばらしい演技をみせてくれていました。

「カルメン」では、ドンホセ伍長がカルメンに誘惑されたあと、「僕恋しちゃった」みたいな感じで舞うあたりは、なんだかジーンとくるものがありましたね、女子供にゃわかるまい、この恋するオトコ心。

えー、というわけで見に行ってよかった。

めでたしめでたし。

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