葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま
このブログのシステムもよく理解できぬまま、
勢いで始めてしまったブログ。
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PCを立ち上げ、お気に入りサイトの不定期きまぐれ巡回をしているワタクシの目に
「東京電力・66KV駒沢線No61鉄塔が、世田谷区の「地域風景資産」の一つに選定された」
というニュースが飛び込んできました。
なぜ「鉄塔ごときが?」と不審に思われる向きは、是非クリックして記事をお読みください。
発信元は「架空送電線の話」という、東京電力で長年活躍された方のサイトです。
なんとなーく、送電鉄塔を口を開けて眺めていた(但し怖いので遠巻きに)ワタクシの行為を、「鑑賞」のレベルまで昇華させてくれたサイトの一つです。
景観破壊の最右翼のようにも言われている、送電線鉄塔に対して与えられた、今回の栄誉。
「世の中は覚醒しはじめている!」
そう思わずにはいられません。いやほんとに。
たしかに分かりにくい趣味ではあります。鉄塔鑑賞って。
でも上記の記事の題名の「東京電力 66KV駒沢線No61鉄塔」の部分だけ見ても、その中にはいくつもの鑑賞ポイントが隠されています。気にしだすと面白すぎる世界なんです。
以下、興味ない方には本当にどーでもいーお話がつづきますことを、ここに申し上げておきます。
まず「東京電力」の部分。
他には「関西電力」や「中部電力」などもありますし、JRなどの鉄道会社の自前のものもありますし、「昭和電工」や「電気化学工業」などの自社発電所を持っている企業の専用線もあります。
次に「66KV」の部分
電圧です。66000ボルトです。家庭用電源の660倍の数値です。堀内孝雄の6.6倍に相当します。
電線をつるしてある碍子の個数でおおよその判別ができます。
現在日本では最大50万ボルトの送電を行っている送電線があります。ゆくゆくはそこに100万ボルトを流せるような設計になっているそうです。君の瞳50人分です。すごいです。
「駒沢線」「No61」
送電線路の名称及び鉄塔の固有名称です。「駒沢線」が苗字「No61」が名前ともいえるでしょう。
鉄塔鑑賞家たちのバイブルになっている本に、「鉄塔 武蔵野線」という小説があります。
主人公の男の子たちが、自宅近くの鉄塔から送電線を辿ってNo1鉄塔を目指す冒険譚で、もちろんワタクシも読みました。映画化されましたが、残念ながらこちらのほうは見ていません。
そのほかにも電線の吊り方、鉄塔の形状、歴史、周囲の景観とのマッチング、などなど。
みなさんも一度は空を仰いで見るべきです。
鉄塔鑑賞の奥行き深い世界の迷宮にはまりこんで、メロメロになること請け合いです。
こうして鑑賞家が増えてくれば、そのうち・・・
「むこう三軒両隣、お掃除ついでにご近所さんと、鉄塔ネタで井戸端会議。」
「100万ドルの夜景を眺めながら、カクテル片手に100万ボルト送電線について語る、見つめ合うカップル。」
「小学生男子のなりたい職業第一位に、Jリーガー、新幹線の運転手などを抜いて、鉄塔工事職人が選ばれた。」
・・・なんていうバラ色の世界が・・・
・・・くるわけないよね、やっぱり。
「東京電力・66KV駒沢線No61鉄塔が、世田谷区の「地域風景資産」の一つに選定された」
というニュースが飛び込んできました。
なぜ「鉄塔ごときが?」と不審に思われる向きは、是非クリックして記事をお読みください。
発信元は「架空送電線の話」という、東京電力で長年活躍された方のサイトです。
なんとなーく、送電鉄塔を口を開けて眺めていた(但し怖いので遠巻きに)ワタクシの行為を、「鑑賞」のレベルまで昇華させてくれたサイトの一つです。
景観破壊の最右翼のようにも言われている、送電線鉄塔に対して与えられた、今回の栄誉。
「世の中は覚醒しはじめている!」
そう思わずにはいられません。いやほんとに。
たしかに分かりにくい趣味ではあります。鉄塔鑑賞って。
でも上記の記事の題名の「東京電力 66KV駒沢線No61鉄塔」の部分だけ見ても、その中にはいくつもの鑑賞ポイントが隠されています。気にしだすと面白すぎる世界なんです。
以下、興味ない方には本当にどーでもいーお話がつづきますことを、ここに申し上げておきます。
まず「東京電力」の部分。
他には「関西電力」や「中部電力」などもありますし、JRなどの鉄道会社の自前のものもありますし、「昭和電工」や「電気化学工業」などの自社発電所を持っている企業の専用線もあります。
次に「66KV」の部分
電圧です。66000ボルトです。家庭用電源の660倍の数値です。堀内孝雄の6.6倍に相当します。
電線をつるしてある碍子の個数でおおよその判別ができます。
現在日本では最大50万ボルトの送電を行っている送電線があります。ゆくゆくはそこに100万ボルトを流せるような設計になっているそうです。君の瞳50人分です。すごいです。
「駒沢線」「No61」
送電線路の名称及び鉄塔の固有名称です。「駒沢線」が苗字「No61」が名前ともいえるでしょう。
鉄塔鑑賞家たちのバイブルになっている本に、「鉄塔 武蔵野線」という小説があります。
主人公の男の子たちが、自宅近くの鉄塔から送電線を辿ってNo1鉄塔を目指す冒険譚で、もちろんワタクシも読みました。映画化されましたが、残念ながらこちらのほうは見ていません。
そのほかにも電線の吊り方、鉄塔の形状、歴史、周囲の景観とのマッチング、などなど。
みなさんも一度は空を仰いで見るべきです。
鉄塔鑑賞の奥行き深い世界の迷宮にはまりこんで、メロメロになること請け合いです。
こうして鑑賞家が増えてくれば、そのうち・・・
「むこう三軒両隣、お掃除ついでにご近所さんと、鉄塔ネタで井戸端会議。」
「100万ドルの夜景を眺めながら、カクテル片手に100万ボルト送電線について語る、見つめ合うカップル。」
「小学生男子のなりたい職業第一位に、Jリーガー、新幹線の運転手などを抜いて、鉄塔工事職人が選ばれた。」
・・・なんていうバラ色の世界が・・・
・・・くるわけないよね、やっぱり。
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