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葡萄畑の傍に庵を結び、日々徒然なるまま  このブログのシステムもよく理解できぬまま、 勢いで始めてしまったブログ。
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清流に耀ふ鋼を漁て 鍛ふる焔に染むる山人
(せいりうにかがよふはがねをすなどりて
きたふるほむらにそむるやまびと)

河童橋より、梓川を上流に遡ること小1時間

太古に神の舞い降りた、明神岳の懐に厳然と佇む
明神池のほとりに、その小屋はあります。

日本の山岳美を、欧州、そして世界に広めた功労者
W.ウェストン卿のガイドとして知られる、
上条嘉門次が拓いた小屋です。

ここの名物は、囲炉裏の火で焼く岩魚の塩焼き。

炭の遠火で焼く塩焼きは、骨まで柔らかく
頭から丸かじりが、ここの作法。

もちろん、骨酒だってありますよ。

 小屋の外の青葉も
咲き乱れる野の花も、鳥の囀りも
人の流れも、街の出来事も

みんな囲炉裏のなかに放り込まれて
灰になって

ここでは時が止まっていました。
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おじゃまします
くえびこさま お久しぶりです
古語の勉強不足で
カナが有って 助かります
例えば★すなどる。。ほむら★
など。。お勉強家ですネ
お写真は憧れのシーンです。
みみ URL 2009/06/13(Sat)10:35:09 編集
無題
みみさん
今回はがんばって、少々無理して小難しい言葉を使ってみました。だから読み仮名つき。

言葉に関しては、勉強というほどのことはしていません。
少年時代、青春時代(おお!そんな言葉を使うトシになったか、自分も(笑))に、無駄に読み流したと思っていた古今の文学の言の葉が、未だに自分の中で生き残っていただけです。

よい言葉の生命力って、すごいですよね。
使いこなせていない自分がもどかしいです。
くえびこ 2009/06/13(Sat)22:26:17 編集
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